深く潜る。

仕事の依頼が来た時、最低限知っておくべき事があります。

・ギャラ 

・納期 

・仕事内容

当然といえば当然なのですが、この中にも優先順位があります。

これは人それぞれだと思いますが私は、

①仕事内容

②納期

③ギャラ

この順番になります。

それは何故か。

仕事の内容によって自分自身の”潜りやすさ”が決まるからです。

私はよく”潜る”という表現を使うのですが、

この”潜る”作業が私にとっては仕事の成否を大きく左右する事になるからです。

簡単に言うと、”潜る”というのは”準備”の事なのですが、

営業でも、ライティングでも、インタビューでも、研修講師でも何でもそうですが、

結果を逆算するときに、自分の魅力を伝える事も必要なのですが、

それ以上に、相手を知る事が重要になります。

調べられるものは徹底的に調べます。」

深く...深く...深く潜る様に....。

業界の事、その人個人の事、その会社の事、その取引先の事、もっともっともっと・・・。

調べつくして、今度は自分自身がクライアントになった気分にまで落とし込みます。

もし、営業で自分が来たらどうだろうか?

もし、インタビュアーで私が来たらどうだろうか?

もし、私が研修を受けるとしたらどうだろうか?

相手になりきるんです。

当然、相手をイメージするにも情報が少ないと相手になりきるなんてできません。

だから徹底的に調べるのです。

この作業を私は”潜る”と言います。

その作業をするには、私自身関心を持てなければなりませんし、

多少の時間も必要になってきます。

興味があればあるほど、息を止めてでも(他の優先順位を差し置いてでも)深く潜れます。

営業で全然契約が取れませんと言う営業マンがいますが、

もし相手の立場にたった時に、

業界の事を知らない。

自分の事をあまり知らない。

営業先の事をあまり知らない。

そんな営業マンに、自社の事ばかり話されても良い気がするはずはありません。

私は”潜る”作業が非常に好きです。

とはいえ、多忙な時期は潜る時間にも制限が科されるわけですから、

時間のコントロールを自分自身で正確に行わなくてはなりません。

仕事の流儀としてどれだけ忙しくても、徹底的に”潜る”作業を私は行います。

知らないというのは、興味がないと言っているのと一緒ですから。

潜れるだけ潜る。

潜り続けている内に色々な業界の知識がつき、つながりも広がっていきます。

もし、営業がうまくいってないと嘆いている方。

100件伺って1件成約するのも、30件伺って1件成約するのも結果は一緒です。

営業は交通事故だ(数当たり良い顧客を見つける事を優先しろ)

とも言いますが、

数多くのアクションを起こす事も必要ですが、

一旦立ち止まって整理をして潜ってからアクションを起こした方が良いと思いますよ。

結果としてその先(結果や信頼)に繋がっていくと実感しています。

自分が潜ったと思っても、もっともっと潜る事は出来ます。

それを繰り返していくうちに大幅なスキルアップにもつながります。


私は、今日も時間の許す限り”潜り続けます”。


まだ見ぬ信頼の為に。



設楽 優

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